| この手のメールは、実際には存在しないウイルスなどについて「危険だから注意するように」とか、「多くの人に転送するように」などと警告するメールのことです。
特に、Melissaなど世間を騒がせたウイルス事件の後は、人々がウィルスに対して敏感でありこの手のメールが繁殖しやすくなります。
間違った情報におどらされないようにするためにはまず情報の出所を確認する事が先決であり、他人の怪しい情報に耳を傾けない事です。
『ネットの事件はネットで』のセオリーに乗っ取って、現在はたいていのネット事件は即日情報として出回っているので、すぐさま自分の目で確認するのが良いでしょう。
このメールの特徴
Subjectに「ウイルス警告!!!(Virus
Warning!!!)」等、人の注意を引く言葉を使用し、重要度も『高』になっている場合があり、とにかく緊急メールを装っている。
本文には
・「○○○という題名のメールは絶対に開かないで下さい」という警告
・「メールを開くと、あなたのコンピュータがウィルスに感染する」
・「ハードディスクが破壊されるる」
・「データが消去される」
などをうったえ、メール受信者に恐怖心をあたえ、時に早くこの事をみんなに知らせなければ、という心理状態にさせます。
文自体は、チェーンメールにお決まりの文句『できるだけ多くの友人や知人に、今すぐこのメッセージを転送して下さい』などが含まれているので、チェーンメールとわかりそうなものだが、マイクロソフトやAOL、FCC(Federal
Communication Commission: 連邦通信委員会)など、有名な企業・組織名からの警告文だと偽っている場合が多く、『もしかして』と言う気分にさせてしまいます。
このメールに信頼性を持たせる2つのポイントは
1. 専門的な用語を用いている
2. 信頼できる企業や協会の名前を使っている
であると言えよう。
つまり、警告が適切な技術的専門用語を使用した場合、専門家を含むほとんどの人は警告が本当であると信じてしまう傾向にあるようです。
現状
コンピュータウイルスは、テキストファイル感染することはないので、メールを開いただけでウイルスに感染することはない、と言うのが最近までの定説でした。 しかし、1999年11月メールを開けなくても感染する、自己増殖するワーム『バブルボーイ』が発見されました。
アンチウイルスソフト会社
http://www.nai.com/ 米ネットワーク・アソシエイツ社の研究者らが、8日夜10時ごろ、送り主不明のこのコンピューター・ウイルスを受けとりその事実が判明しました。
また、最近では、メールもテキスト形式だけでなくHTML形式で凝った形のメールが増えてきていますがそんな、HTMLメールをねらった、ウイルスが出現しました。
実はこれは、HTMLビューアにおける問題であり、いわゆる「HTMLウィルス」問題の一つであることが分かった。
Webブラウザの方は、HTMLウィルスへ対応するためにセキュリティを厳しくしてあり、ある種のActiveXはディフォルトで実行させないように設定してあります。
しかし、メール等でHTMLファイルを開く場合にはそのチェックが甘くなっていたので、HTMLファイルの書き込まれたスクリプトが自動的に実行され、クライアントのパソコン内のファイル群を自由に操作されてしまうことが判明したという訳であります。
新しいところでは、Windows系のOSでおきるいわゆるCON、CON、CON問題である。
「C:\CON\CON\CON」というディレクトリにアクセスしようとすると、OSそのものが落ちてしまい、運が悪いとファイル・システムが破壊される可能性があるとのことです。
メールソフトにこのディレクトリにアクセスするように仕組むのは簡単な事で、
C:の部分を「file://とすると、ハイパーリンクが貼られ、何も知らずにクリックしてしまうと簡単にクラッシュさせる事が出来ます。
無論これは、ウィルスではないので、アンチウィルスソフトには引っかかりません。
◆対策
デマメールに添付ファイルがある場合は、開かずに消去する事!。
デマウイルス情報の多くはウイルスを含んでいませんが、転送されていく間にウイルスを添付された例も多く報告されています。
また、前記したテキスト形式の被害もございますので、ネットを使っている以上、これらの情報を確認するのは必修なのではないでしょうか?
次に私が今まで見たよくできたと思う、つまり恐怖心を煽り立てる、デマウイルスメールを紹介します。

Subject: AOL RIOT JUNE 1, 1998
WARNING:
You must forward this letter to 10
people or your account will be terminated
on June 1, 1998.
All recipients of this e-mail are
being tracked. When you received this,
when you forwarded it, who youforwarded
it to, is all on record. We are AOL's
most elite hacker group, known as
LcW. We have hacked AOL's (easily
infiltrated) systems on numerous occaisions.
We have shut down AOL keywords, we
can kick any AOL Staff member off
for 24 hours, we have gained access
to Steve Case's account, we have created
AOL's most famous hacking programs
(Fate X, HaVoK, HeLL RaIsEr, MaGeNtA)
and we can certainly get your credit
card info. However, if you send this
to 10 people, like you are told, you
will escape unharmed. We won't terminate
your account and you will be able
to continue using AOL. So if you know
whats best for you, you will send
this to 10 people as soon as possible.
If you think we are bluffing....just
wait till June 1, and see if you can
sign or not.
CAUTION:
THERE WILL BE A VIRUS UPLOADED ON
AOL'S MAIN SERVER ON JUNE 1, 1998.
ANY USERS WHO HAVEN'T FORWARDED THIS
MESSAGE WILL AUTOMATICALLY HAVE THE
VIRUS DOWNLOADED INTO THEIR SYSTEM.
WE SUGGEST YOU FORWARD THIS MESSAGE
OR YOUR
COMPUTER WILL BE FRIED.
日本語訳
AOL RIOT June 1, 1998(1998年6月1日AOL騒動)
このメールを10人に転送しないと、あなたのアカウントは1998年6月1日に抹消されます。あなたがいつこのメールを受け取り、いつ誰にこれを転送したか、すべて記録として残されます。
我々は「LcW」という、AOLハッカーの中のエリートグループです。AOLをシャットダウンしたり、AOLのスタッフを24時間就業不可能にしたり、スティーブ・ケース氏のアカウントにアクセスしたり、有名なAOLハッキングプログラムを作成したりすることが可能です。
あなたのクレジットカード情報も確実に入手できます。
あなたはただ、このメールを10人に転送すれば、何の被害もありません。
引き続きAOLアカウントを使用できます。あなたにとってなにが最上策か考えれば、今すぐに10人にこれを転送することになるでしょう。
おどしだと思うなら、6月1日を楽しみにしていてください。
ログインができるでしょうか?
お知らせ
1998年6月1日に、AOLのメインサーバにウィルスがアップロードされます。このメッセージを転送していないユーザすべてのシステムに、このウィルスが自動的にダウンロードされます。このメッセージを転送しないと、あなたのコンピュータは使いものにならなくなります。
―――――――― ここまで ――――――――――
どうです? あなたは転送しますか?それともしませんか?
◆このカテゴリーのチェーンメールサンプル◆
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