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1. チェーンメールとは何か?
2. チェーンメールがネットに及ぼす影響
3. チェーンメールの基本原理
4. ユーザーが守るべきこと
5.チェーンメールのサンプルと解説
1. チェーンメールとは何か?
チェーンメールとは通常、
”誰かに送らなければならない”と言うひとつのメッセージが書かれたメールのことを差します。
ウイルス情報、芸能人の噂、病気の少女を助けるボランティアなどいろいろな種類がありますが、そのいずれも嘘の情報であったり、本当の内容でもすでに過去の出来事であったり、情報の信頼性は全くと言って良いほどありません。
つまり、チェーンメールの実態は人のいろいろな感情を利用し、それを読んだ人がメールを送すると思われることを予測した上で、
インターネットを使っている人々に、ある種の影響を自分が与えているということに喜びを感じている、と言うことなのです。
2.
チェーンメールがネットに及ぼす影響
チェーンメールはシステムの破壊などを行うわけではないので、その影響は小さなものと思われがちですが、例えばネット人口の1割が、勤務中にこのメールを受け取り、そして転送した場合のコストを考えてみましょう。
世界のネット人口を3億人、メールを読んで転送するまでの時間を約1分、そして時間給を2000円とすると
| 30,000,000×1×(2000/60)=約9億9千9百万円 |
のコストがかかることになり、大きな経済損失を与えていることになります。
少々、大げさな計算かもしれませんが、不幸のメールや、脅迫メールなど、転送を共用するメールの場合、精神的なストレスや、怒りによる感情の乱れなどもありますから、それらの損害を形で表すと、まんざら大げさな金額でもないと思います。
しかし、もっと驚異的なのは、その増殖能力です。
例えば、もしデマウイルスや、2000年に大流行した、『AB型血液募集メール』など、極めてシリアスな内容のメールが送られてきた場合、おそらくアドレス帳にある、友人すべてにメールを送ってしまうのではないでしょうか?
ここで、不幸のメールによくある、10人に転送しないと・・・・と言う文面を例にとって、その増殖量を計算してみました。
| 世代 |
1 |
2
|
3 |
4 |
5 |
6 |
| メッセージ数 |
10 |
100 |
1,000 |
10,000 |
100,000 |
1,000,000 |
この表でおわかりの様に転送をはじめて6世代目には100万のメールがインターネット上を行き交うことになります。 また、その転送サイズを1通あたり10kとすると、10G(ギガ)のデータとなりますので、ネットワークトラフィック上ではかなり大きなサイズとなります。
もちろんすべての人が10人に送るとは限らないので、あくまでも計算上の数値ですが、
非必要なメールの往来には違いありません。 いくら、ブロードバンド時代に突入しても、この数は無視できない数です。
また、転送されたチェーンメールには、何十ものメールアドレスが記載されたまま、転送を繰り返すことが多く、メールアドレスや署名に記載された電話番号などの流出にもなりかねません。
3.
チェーンメールの基本原理
チェーンメールは、不幸の手紙の時代からほとんどメッセージのパターンは変わっておらず、基本的に3つのパートから出来ています。
3-1.
トリガー
まず、本文を読ませるためのきっかけが、文頭にかかれています。 そのキーワードは、『ウイルスに関する重要なお知らせ』、『少女がガンで残りわずかの命である』など、コンピューターが破壊されてしまうかもしれないと言う恐怖や、あるいはどこかの不運な人に対する私たちの同情へつながり、本文に興味を移させます。
例
以下の内容を確認して下さい。でどころはIBMだそうです。
重要 警告 もし、"JOIN
THE CREW"というタイトルのe-mailを受け取ったら、絶対に開かないでください。もし開いてしまうと、ハードディスクのすぺてが消えてしまいます
3-2.
脅迫
次に、本文にはメールを止めたとき、パソコンがウイルスに感染したり、ガンの少女が死んでしまうなど、あなたが転送を維持しなければ、それが起こるだろうと恐ろしい警告をします。
例
この文書は、すぺてのインターネットユーザヘの警告です。
"PENPAL GREETING!"というタイトルのe-mailメッセージによりインターネッ
ト全体に広がる危険なウイルスが存在します。
"PENPAL GREETING!"というタイトルのメッセージは、くれくれも絶対にダウ
ンロードしないでください。
このメッセージは、ペンパルに興味があるか尋ねてくるフレンドリーなメッ
セージに見えます。
しかしこのメッセージを読んでいるそのときには、もう手 遅れになっています。
この"トロイの木馬"ウイルスは、すでにハードディスクのブートセクタに感
染し、中のすぺてのデータを破壊しはじめています。
このウイルスは、自己増殖型ウイルスです。 いったん読まれてしまえば、あなたのメールボックスにあるだれかのアドレス
に自動的に送られてしまいます。
もしこのウイルスをネットワークに回し続けてしまえぱ、全世界規模のコン
ピュータネットワークに多大な損害を与えるといった危険性が生まれてしまい
ます。 "PENPAL GREETING!"というタイトルのメッセージを見つけたらすぐに削除し
てください。
3-3.
リクエスト
最後は、何人に転送しろと言う要求です。 すでに2.で出来た恐怖感があなたをコントロールしているので、転送させるのは簡単な作業となります。
例
友達、親戚、ニュースグループを読んでいる人、メーリングリストにのってい
る人すぺてにこの文書を回し、この危険なウイルスが彼等に損害を与えな
いようにしてください このウイルスを止めるためにあなたの知っている人すぺてにこの文書を送ってください。
友達がその友達に送り続けましょう
4.
ユーザーが守るべきこと
まず、チェーンメールが回ってきたとき、それがどんなに興味深い内容でも、それを転送してはいけません。
また、ウイルスなどの情報のときは、ウイルスのベンダーが、正しい情報を公表しておりますので、こちらで正しい情報を確認したうえで、友達に教えてあげるのは良いでしょう。
ただこの場合も、送られてきた情報をそのまま転送するのではなく、自分の文で書きましょう。
信頼の出来る情報は、絶対に『○人に転送しなさい』と言う文は含まれていませんし、またオリジナル文章を名乗る、有名企業名や、担当者名、アドレスおよび電話番号を備えた警告は、デマだと思って間違いないです。
※信頼できる機関や、企業がチェーンメールを発行することはありません。
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